6月24日、オービックシーガルズの訓練場であるオービック習志野グラウンドで、大学生を対象としたアメリカンフットボールクリニック「Gulls Day」が開催された。このクリニックは、1994年にデイビッド・スタントヘッドコーチが提唱し、「専門コーチの指導を普段なかなか受けられない大学生に、基本的なテクニックを教える場を作ろう」という趣旨で始まったものだ。
30年以上の間にわたり、このクリニックは原則として、選手やコーチが直接学生に基本的な技術を伝授するという形で行われてきた。新型コロナウイルスの影響で一時中断を余儀なくされていたが、今回、4年ぶりに開催された。
今回のクリニックには、「フィールドクリニック」と「トレーナークリニック」の二つのセッションが設けられ、12の大学から約120人の学生が参加した。フィールドクリニックでは、選手たちがメニューを考案し、進行役を務め、手本を見せ、アドバイスを行った。
選手たちは大きな声で学生を鼓舞し、良いプレーがあるたびに「ナイス!」と声をかけて盛り上げた。学生たちは初めは緊張していたが、最後には積極的に選手に質問し、より多くの知識を吸収しようとする姿が見受けられた。
オービックシーガルズの選手にとっても、学生に技術を説明することで、自分たちの理解が深まったり、新たな気づきがあったりと、有意義な時間となった。参加者全員に感謝の意を表す。
なお、オービックシーガルズでは、チームの競技力向上だけでなく、アメリカンフットボールの普及活動にも積極的に取り組んでいる。