新卒採用における体育会系学生は、長らく「就職に有利」だと言われてきた存在だ。しかし、実際には競技にまつわる様々な活動に忙殺され、就職活動に時間を割けず苦労する学生が増えている。一方、企業からの体育会系学生へのニーズは依然として高く、学生アスリートの魅力が就職活動に活かされていないという問題が生じている。これらの問題を解決するため、ハンドリングは学生アスリートと企業の橋渡し役となる人材紹介サービスを開始した。
ハンドリングは、種目や出身大学を問わず体育会系学生の魅力を汲み取り、最適な企業へのマッチングを実現する。特に、中小私大やマイナースポーツに属する学生は、就職市場で評価されにくい状況にある。しかし、そういった学生アスリートも日々の活動で礼儀作法やバイタリティ、忍耐力などが培われており、有名大学・メジャースポーツで活躍する学生と同じくビジネスパーソンとしての成功を期待できる人材だ。
また、ハンドリングは、体育会系学生の新卒採用だけでなく、現役・引退後のアスリートの中途採用支援も積極的に行っている。プロアスリートは肉体的・精神的にもタフでバイタリティ溢れる人材であり、企業にとっては事業発展の原動力になり得る存在だ。トライアル契約やインターンシップなど、実際の就業を通して資質を見極める雇用形態にも対応している。
さらに、体育会系学生の就職活動の活性化を目的とした就職イベントを定期的に開催し、企業と学生が互いに理解を深める場を作っている。また、就職後も支援活動を続け、独自のオンボーディングプログラムを提供している。これにより、早期離職という問題を解消し、アスリートならではの資質やスキルを活かせる環境作りや育成プランの作成を支援している。
ハンドリングの代表取締役である安田浩氏は、大学卒業後、TV制作のプロダクションに就職し、営業マンとして活動した。役員として経営にも携わり、スポーツ協会の事業運営や飲食業、製造業の広報・人事担当などを経て現職についている。また、卒業後もハンドボールを選手として続け、現在は大学・社会人チームの指導、大会の運営にも携わっている。
ハンドリングは、大阪市中央区北浜に拠点を置く、学生アスリートを中心とした人材紹介サービス、及び人事コンサルティングを行っている企業だ。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000100599.html